カードローンのお得なテクニック!繰り上げ返済とは

カードローンをお得に、上手に利用する方法はいくつかあります。

  • 手数料のかからない方法で借りる、返す
  • 返済日を守って余計な損害金を払わない
  • 無利息サービスを利用する
  • 繰り上げ返済をする

代表的なものがこの4つの方法で、どれも余計な出費をおさえたり、利息を節約するというものです。

手数料のかかるATMの利用を避けたり、振込による返済を避ければ、手数料分が節約できます。返済日に間に合わないと、遅延損害金という罰金が発生するので、返済日をきちんと守ることで余計な出費を防げます。

さらに、カードローンによっては、期間限定ながら無利息のサービスを行っているところもあるのです。

さらに、これらの方法のなかで特に効果が大きいのが4番目の「繰り上げ返済」です。繰り上げ返済とは、毎月の返済にくわえて、さらに返済を行なうというものです。

カードローンによっては「追加返済」といったり、「任意返済」と呼んでいるところもあります。この繰り上げ返済を行なうことで、1万円、2万円と万単位のお金を節約することが可能になります。

他の節約法では、得をする金額にある程度の限界があるのですが、この繰り上げ返済はそれらを上回る金額を得られる可能性があるのです。

どうして繰り上げ返済はお得なの?

カードローンでお金を借りると、毎月の支払日までに決められた最低金額を支払わなければなりません。この最低金額を支払ったうえ、さらに金額を上乗せして返済するのが繰り上げ返済です。

毎月決まった金額を上乗せして返すこともできますし、余裕がある月にだけ、返済額を増やすということもできます。

なぜ、繰り上げ返済がお得なのか?

それは上乗せして返済をしたぶん、残高が早く減り、返済が早く終わるからです。

カードローンの利息は残高に利率をかけたものです。そのため、残高が少ないほど利息も少なくなります。

残高が早く減れば、利息もどんどん少なくなっていきます。繰り上げ返済をしていくことで、利息を大きく節約することができるのです。

また、カードローンの利息は日割り計算です。毎日、少しずつ加算されていき、それを毎月の返済時に支払うという方式です。利息は毎日発生しているので、早く返済が終わればそれだけ利息の支払いも減ります。

10日早く返済が終われば、10日分の利息を支払わなくてもよい計算になるのです。このように繰り上げ返済は、残高を早く減らし、返済期間を短縮することで利息の節約をすることができます。

借りている金額や繰り上げ返済の金額によっては、大きな額を節約することも可能なのです。

カードローンは返済期間が長引きやすい

この繰り上げ返済、カードローンだけでなく、住宅ローンなど各種ローンでも効果的な方法として紹介されています。

そして、特にカードローンの場合に有効な手段だったりします。その理由は、カードローンは返済が長引きやすい性質があるからです。

カードローンの多くは残高スライド方式が採用されています。残高スライド方式とは、借り入れや返済を行っていくなかで、残高が減っていくと返済額も減っていくという方式です。

支払いが進んでいくと返済の負担も減っていくので、利用者にとっては楽な返済方式といえます。

しかし、一方でこの残高スライド方式には欠点もあります。

返済しなければならない金額がどんどん少なくなるので、最低金額だけを返済していると、残高が減るスピードも落ちていってしまうのです。

毎月の返済額は少なくなっていくけれど、なかなか返済が終わらない。

返済期間が長いので、それだけ多く利息を支払うことになる。これがカードローンの欠点です。

この欠点を補えるのが繰り上げ返済だったりします。

毎月返済しなければならない金額が減っていっても、以前と同じ金額を払っていれば、残高が減るスピードは以前のままです。毎月の最低返済金額を上回って支払っているので、これが繰り上げ返済となります。

繰り上げ返済でどれくらい得をする?

メリット

では、繰り上げ返済をするとどれくらいお得なのでしょうか。この計算は割と簡単にできます。カードローンの公式サイトには返済シュミレータがあり、毎月の返済金額に応じて総支払額がどう変化するのか、簡単に計算できます。

毎月の支払金額と支払い回数、総支払額を表にして示してくれているところもあります。
一例として、プロミスから50万円を利率17.8%で借りたとします。これを3年かけて返したとしましょう。毎月の支払いは1万9000円。

完全に返済が終わるまでに支払う金額は、約64万円となります。もし、この50万円を2年で返すとしたらどうなるでしょうか。毎月の支払いは2万5000円になってしまいますが、返済が終わるまでに支払う金額は全部で約60万円。

3年かけて返済するのにくらべて、約4万円も総支払額が少なくなります。毎月、6000円多く返済することで、結果的に4万円も節約できるのです。これが1年で返済を終えるとなると、毎月の返済は4万6000円。

かなり大変ですが、完済時の総支払額は約55万円となります。3年で返済を終えるときにくらべて、実に9万円の節約となります。

ちなみに50万円借りた場合の毎月の最低返済金額は1万3000円で、この最低金額どおりに返済すると返済に5年かかってしまいます。

支払総額は約75万円となります。

一度に大きな金額を繰り上げ返済するとき

ATM返済

毎月決まった金額を上乗せして支払うこともできる一方で、余裕があるとき、まとめて大きな金額を繰り上げ返済することもできます。ボーナスなどでまとまった金額があるとき、多めに返していくことも利息の節約につながるのです。

上の例と同じように50万円を利息17.8%で借りたとします。毎月1万9000円支払えば、返済が終わったとき、トータルの支払金額は約64万円です。ここにボーナス時の繰り上げ返済をプラスするとどうなるでしょうか。

支払いが15回済み、残高が30万円ほどになったとき、20万円の繰り上げ返済を行ったとしましょう。ここで残高は一気に減り、10万円となります。さらにここから毎月1万9000円の返済を続けると、あと6回で返済は完了。

全体の返済回数は21回、トータルでの支払金額は、約59万円となります。少し複雑な計算になってしまいましたが、大事なのはこの部分。20万円の繰り上げ返済を途中に挟んだことで、支払総額が約64万円から約59万円に減ったということです。

20万円の繰り上げ返済をすることで、一気に5万円ほどの利息を節約できたことになるのです。毎月少しずつ繰り上げ返済することも大事ですが、余裕があるとき繰り上げ返済で一気に残高を減らすのもたいへん効果的です。

繰り上げ返済ってどうやるの?

繰り上げ返済はカードローンの利息を節約するのに大きな効果があります。

では、その繰り上げ返済はどのように行えばよいのでしょうか。

現在、ほとんどのカードローンで繰り上げ返済が可能になっています。

カードローンには最低返済金額が残高(もしくは借入時残高)に応じて設定されており、返済期限までにその金額を入金しないと延滞になってしまいます。

逆に、最低返済金額より大きい金額を入金すると、その余ったお金は自動的に繰り上げ返済として扱われるようになっています。

繰り上げ返済をするのに、特に何か手続きが必要というわけではないのです。

カードローンの返済期日の設定はだいたい2種類あり、毎月決まった日が期日になっている場合と、前回の支払日から35日以内に支払いをするという場合があります。

毎月決まった日が期日の場合、おおよそ返済期日から2週間後までの返済は繰り上げ返済として扱われます。

それ以降から次の返済期日までに支払うと、それは次の返済期日での返済にあてられることになります。

35日サイクルの場合、返済をした時点で次の35日のカウントがスタートするため、どの時期に払うと繰り上げ返済になるのかを意識する必要はありません。

一度返済をすると、また次の35日という期限のカウントがスタートするだけです。

返せるときに返す、という感覚でよいでしょう。ただし、次の35日以内の支払いにはくれぐれも遅れないようにしましょう。

一括返済をするには

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繰り上げ返済をするとき、残高分を一気にすべて返済してしまうと一括返済になります。

一括返済は繰り上げ返済の延長のようなものですが、繰り上げ返済と違って、手続きが必要な場合が多いです。

一括返済をしたいときは、前もってカードローンのスタッフに電話などで連絡を入れなければならないところが多いです。

なかにはインターネット上で一括返済の手続きができるカードローンもあります。

カードローンの店舗や無人契約機を使って手続きをする、という方法もあります。繰り上げ返済に特別な手続きは必要なかったのに、一括返済にはなぜ手続きが必要なのか。

それは利息の発生のしくみに理由があります。カードローンの利息は日割り計算。

つまり、毎日利息が加算されていくということです。一括返済をする場合、利息も含めて残高をすべて支払わなければなりません。その日にかかる利息なども計算して、最終的にどれだけ払えば一括返済になるのかを確定させないといけないのです。

そのためにあらかじめカードローンに連絡して、返済しなければならない金額を教えてもらうことになります。繰り上げ返済は、返済をしてもまだ残高が残るので、最終返済額を確定させる必要はありません。よって、連絡は不要というわけです。

上手な繰り上げ返済と失敗例

繰り上げ返済を行なうことで、カードローンに支払う利息の金額を大幅に節約できます。繰り上げ返済を行えば行なうほど、残高は早く減っていくので得をすることになりますが、無計画に返済を前倒しすると失敗をしてしまうこともあります。

まず、上手な繰り上げ返済の方法は、できるだけ早い段階でまとまった金額を繰り上げ返済する、というものです。

繰り上げ返済には、毎月の返済に合わせて定期的に行っていく方法と、ボーナス時などにまとめて支払う方法とがありますが、いま支払えるお金があるのでしたら、一気に残高を減らしてしまう方が当然有利です。

利息は残高×利率で計算されますから、毎月少しずつ繰り上げ返済をする方法を選ぶメリットはありません。20万円手元にあるならば、それを10分割して2万円ずつ毎月繰り上げ返済するより、一度に20万円繰り上げ返済したほうがよいのです。

よって、まとまった金額を借りたあとは、次の月などにはある程度無理をしてでも、大きめの金額を返すようにしたほうがよいです。欲しいものがあったとしても、次の月の給料日に回すなどして、少しガマンをしましょう。

ボーナス時にまとまった金額で繰り上げ返済を、と書きましたが、普段は欲しいものをガマンして毎月の繰り上げ返済にあてて早く残高を減らし、ボーナス時にまとめて欲しいものを買う、なんて方法もよいです。重要なのは早く残高を減らすことなのです。

繰り上げ返済したのに延滞に!?

返済できない

とにかく早く残高を減らすことがカードローンの返済では大事なのですが、あまり無理をすると思わぬ失敗をしてしまうこともあります。

繰り上げ返済の失敗パターンで多いのが、繰り上げ返済をしすぎて、次の返済にあてるお金がなくなる、というものです。

もし、次の返済で支払うお金がなくなり延滞になってしまうと、遅延損害金が発生します。遅延損害金の利率はたいてい20%弱と通常の金利よりもさらに重くなっており、そのうえ通常の利息にプラスして請求されます。

せっかく利息で得をするために繰り上げ返済をしているのに、遅延損害金を支払うことになったのでは本末転倒です。

細かな延滞であっても、今後の増枠審査などで不利になってしまうこともありますから、くれぐれも次の返済のことも考えてながら、繰り上げ返済を計画しましょう。

また、繰り上げ返済をするつもりがないのに繰り上げ返済扱いになってしまい、延滞になってしまうこともあります。毎月の返済期日が決まっている返済方法のとき、その期日の2週間よりも前に早く返済してしまうと、前月の繰り上げ返済扱いになってしまうのです。

今月の支払いのつもりが前月の繰り上げ返済扱いになると、今月分はまだ支払っていないことになります。それに気づかないと延滞になるまでそのままなので、返済期日と返済をする日については、よく確認をしておきましょう。

まとめ

カードローンを上手に利用するために、繰り上げ返済は重要なテクニックです。繰り上げ返済は、残高を早く減らし、利息の支払いを減らす効果があります。一般的なカードローンの利用金額であっても数万円単位での節約になるので、積極的に活用していきたい返済方法です。

繰り上げ返済のポイントとしては、

  • とにかく早く残高を減らす
  • まとまった金額の繰り上げ返済を早めに行なう
  • 次の返済があることも考慮する

となります。

カードローンは返済が長引きやすく、残高が多いほど利息負担も増えてしまうので、できるだけ積極的に繰り上げ返済を行いながらも、次の返済で延滞にならないように注意しましょう。

なお、理想的なのは一度の繰り上げ返済で全額を返済する一括返済です。

返済を完了してしまえば、その後に一切の利息は発生しません。返済はそれで終わりですから、次の返済のことを気にする必要もないです。

究極の利息節約法といえるでしょう。ただ、一括返済は繰り上げ返済と違って、返済方法が限られていることが多いです。

硬貨を扱えないATMがあるなどの理由で、端数まできっちりと返済ができないのです。一括返済を希望する時は、カードローンのサポートに電話をして、返済方法の指示を受けるのがより確実でしょう。