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名古屋銀行カードローンSの特徴
『カードローンS』は、名古屋銀行の口座を持っている方はWeb完結で契約が可能です。一方、口座が無い方でもインターンネット、電話、FAXで仮審査申し込みが行うことが可能なものの、契約手続きが郵送かFAXになります。
金利2.9~14.5%
実際に適用される金利は以下のようになっています。
契約極度額 | 金利 |
---|---|
10万円~50万円 | 14.5% |
60万円~100万円 | 12.5% |
110万円~200万円 | 9.5% |
210万円~400万円 | 6.5% |
410万円~700万円 | 4.5% |
710万円~1,000万円 | 2.9% |
実際の借り入れでは最高金利が一番適用されますので、利用する際はこの点を意識しておきましょう。消費者金融では最高年利17.8~18.0%が適用されるため、これに比べると断然お得です。
利用限度額最大1,000万円
最高限度額1000万円と大手銀行カードローンと同等です。
審査結果により10万円毎に決められるため、申し込み時点で目的に合わせた金額を希望することが可能であり、利用限度額がコースで固定されるカードローンよりも柔軟性があります。
返済金額
借入残高(円) | 約定返済額(円) |
---|---|
1~1,999 | お借入残高 |
2,000~100,000 | 2,000 |
100,001~200,000 | 4,000 |
200,001~300,000 | 6,000 |
300,001~400,000 | 8,000 |
400,001~500,000 | 10,000 |
500,001~600,000 | 12,000 |
600,001~700,000 | 14,000 |
700,001~800,000 | 16,000 |
800,001~900,000 | 18,000 |
900,001~1,000,000 | 20,000 |
1,000,001~2,000,000 | 30,000 |
2,000,001~4,000,000 | 40,000 |
4,000,001~5,000,000 | 50,000 |
5,000,001~6,000,000 | 60,000 |
6,000,001~7,000,000 | 70,000 |
7,000,001~8,000,000 | 80,000 |
8,000,001~9,000,000 | 90,000 |
9,000,001~ | 100,000 |
また、毎月の返済額ですが最低2000円となっており、100万円以下であれば前月度の利用残高に応じ10万円毎に2000円が追加され、100万円を超えると100万円毎に1万円が加算される方式で、400~500万円の借り入れであれば毎月5万円となり、最高10万円となります。
10万円毎に数千円単位で返済額がスライドする場合、返済期間が長期化し易くなるため、計画性を持った返済が重要となります。もし、短期間で返済をするのであれば、借り入れ当初の返済額で返済を継続するのが、おすすめです。
審査はどこがやる?保証会社は?
「カードローンS」ですが、保証委託先は信販会社である『セディナ』となっています。
仮審査自体は、インターネット上の公式ホームページ上を見ると名古屋銀行がスコアリング審査および個人信用情報の照会を行うように見えますが、実際に申し込みフォームに移ると、申し込み受付から審査対応までセディナが実施しています。
この点は、実際にメールが来るドメインが、『@cedyna.jp』になっていることで確認できます。
つまり、審査受付からスコアリング審査、個人信用情報の照会、保証可否の審査までこの段階で受けることとなりますが、セディナが保証可能と判断し、名古屋銀行も全国銀行個人信用情報センサーの情報を開示し、最終的に仮審査結果を出すということになります。
店頭来店型の場合は受付自体を名古屋銀行で行っているものの、最終的にはセディナの審査を受け、融資可否が決まります。
保証会社自体が審査を行う場合、銀行の審査は通過したのに保証会社の審査で落ちるといった、作業的な無駄が無くなる上、ローン審査における鬼門を最初に通過するため、契約者にとってはプラスになります。
しかし、昨年12月末から2017年2月にかけ、金融庁が調査を行った結果、審査管理の問題が浮き彫りとなり、ローン審査自体が保証会社に丸投げされていることが指摘されています。
指摘された背景については、2010年の貸金業法の改正に伴い、自己破産や民事再生の件数が大幅に減ったものの、銀行のカードローンによって自己破産に至るケースが増えていることなどがあります。
今後、銀行が提供する個人向けローンについては、制限がされるだけでなく、審査のあり方自体が問われています。
借り入れまでの流れ
- インターネットから申し込み
- 申し込みの確認(電話)
- 仮審査結果の連絡(電話)
- 来店または郵送で正式な申込手続き
- ローンカードの受け取り(郵送or店頭)
- 利用開始
「カードローンS」は、銀行口座がある場合はWeb完結に対応しており、銀行口座が無い場合はインターネット仮審査申し込みか可能な他、FAX、郵送でも仮審査を申し込むことが可能です。
審査の自体はどれも保証会社であるセディナが審査を行い、保証可能と判断されれば、名古屋銀行から審査結果の回答があります。仮審査の中身については、申込内容からのスコアリング審査、個人信用情報の照会を行い、保証可否の判断を行っています。
特にスコアリング審査は消費者金融業でのノウハウを蓄積して構築したシステムを利用し、客観的に判断が行われます。個人信用情報の照会では他社借り入れの件数、借入総額、金融事故情報の有無をチェックしています。
金融事故情報としては、他社借り入れにおいて返済遅延や長期滞納が無いか、保証会社による代位弁済が行われていないか、自己破産や民事再生により異動情報が無いかをチェックしています。
ただし、セディナでは全国銀行個人信用情報センターの情報を照会できないため、この信用情報は名古屋銀行が確認を行うこととなります。
これらの審査が完了した後は、Web完結の場合はここで終了となりますが、銀行口座がない場合は銀行窓口または郵送による契約手続きとなります。
本審査では、仮審査時の申込内容と正式な契約書に記載した内容に相違が無いか、身分証明書類から本人確認を行い、反社会的勢力との関係が無いか、金融取引の締結が可能かを確認します。
即日融資に対応してる?
「カードローンS」ですが、銀行口座への振り込み融資サービスには対応していないため、即日融資は受けられません。
仮審査の結果回答までは、1営業日を要し、ローンカードの銀行窓口での受け取りは、最短翌営業日以降になってしまいます。
即日融資は無理ですが、銀行窓口まで足を運べば、2~3日以内といった期間で融資を受けられる可能性があります。比較的早い段階から借り入れができるので、1週間以内に借りれればいいという方には向いています。
もし、どうしても即日融資を希望するのであれば、銀行カードローンや消費者金融で申し込みし、無人契約機からローンカードを受け取る方が確実性が高くなります。
使いやすさ
『カードローンS』ですが、使い勝手は大手銀行カードローンに比べても大きな差はありません。
利用可能ATM
名古屋銀行ATM、提携金融機関ATM、コンビニATM(セブン銀行、イーネット、ローソン)、イオン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM
カードローンSの3つのメリット
- セブン銀行ATM、イーネットATM、イオン銀行ATMでは平日8時から18時まで手数料が無料
- 専業主婦・年金受給者も利用可能
- 月々の返済額が2000円~と財布に優しい
カードローンSの2つのデメリット
- 即日融資に対応していない
- 上記以外のコンビニATMでは利用手数料がかかる(108円or216円)