カードローンの申し込み時に聞かれる、”資金使途/用途”はどれが良いのか?

カードローンに申し込む時、資金使途/用途って聞かれますよね。この使途や用途、大した問題ではないでしょうって、適当に答えたりしていませんか。

実はこういった質問は形式的の行っているわけではなく、審査において重要な役割を担っています。貸金業協会や金融庁の検査の際にも、キチンと資金使途/用途を聞いて適切な貸付を行っているか見られますので、使途/用途に対する答えは非常に大きな役割を持っています。カードローンの資金使途、用途についてお話しします。

用途はどんなのがあるか

銀行カードローンや消費者金融で聞かれる使途/用途に関する項目は大体似通っています。これは金融庁の検査対応に向けて使途/用途を確認していますので、各社大筋を外さないような質問構成になっているため似通ってくるのです。銀行カードローン大手の三井住友銀行の用途で解説していきますと、三井住友銀行では、

  • 生活費
  • 飲食・交際費
  • ギャンブル資金
  • 冠婚葬祭費
  • 入院・治療費
  • 教育資金
  • 借入返済資金
  • 車の購入・整備費
  • レジャー資金
  • その他

の10項目から選ぶことになります。

『生活費』は生活に関するものですから、食費であったり、家賃支払いなどが該当したりすると思われます。

『飲食・交際費』は友人との食事など、ちょっとしたお金に使用する時に使う目的です。

『ギャンブル資金』はパチンコや競馬などが該当します。

『冠婚葬祭費』は結婚式(友人や自分の)やお葬式で使う費用全般が該当します。

『入院・治療費』は病院への支払いを借りるときに使います。歯医者の支払の時もこの項目に該当します。

『教育資金』は高校や大学の入学金などが挙げられます。塾の費用や部活の合宿、修学旅行でもこの資金が使われます。

『借入返済資金』はかなり特殊で、これは借金の支払に対する借入を行うという意味です。今月の支払が足りないので申し込むといった目的が該当し、おまとめローンの借り換えは該当しないので注意して下さい。

『車の購入・整備費』はマイカーに関わる支出になります。

『レジャー資金』は旅行などの資金を借りたいときに使います。

用途は何で書くのがいいのか

用途を書くときに、正直に書いた方が相手の担当者も信用してくれるとは思ってはいけません。理由によっては、スコアリング点数が足りていても審査落ちする原因になりますので、嘘も方便ですので、当たり障りない理由を作って申告をした方がいいと思われます。

選択しない方が良い使途

パチンコや競馬用の資金を調達するために正直に『ギャンブル資金』を選択してしまうと、非常に心証が悪くなりますのでここは少しボカして『レジャー資金』にすると良いでしょう。

『借入返済資金』は上述したように自転車操業の状態ですと申告する項目ですので、選択しないようにしてください。検査の際問題視される貸付に該当してしまう可能性がありますので、金融機関によっては審査落ちにする所もあるでしょう。おまとめローンをしたい場合は、その他を選択する様にして下さい。

お勧めの使途

大きな枠がとれて、かつ審査に通りやすい理由は中々考えさせられる事に気付かれると思います。例えば『生活費』で100万円の枠を下さいと言っても、どんな生活しているのだって話になってしまいますし、かといって『車の購入・整備費』を使途に選択すると、マイカーローンを勧められてしまいそうです。(実際に嘘で『車の購入・整備費』を選択したら、マイカーローンの方が金利は安くてお得ですよという風に勧められて、シドロモドロになってしまったという話も聞きます。)

個人的にお勧めしたい理由としては、独身の方は『冠婚葬祭費』、結婚してお子さんがいる人は『教育資金』をお勧めします。

独身の人なら、『結婚するかもしれなくて、挨拶や式、新婚旅行などにお金が必要になりそうなので、安心の為制限一杯まで余裕のできるカードを作っておきたい。』といった理由の方が信憑性はあるでしょう。銀行の人は、結婚式などの理由は一時的な支出であり祝儀が入れば返済できるでしょうと上司に説明しやすくなります。

結婚してお子さんがいる方は、『教育資金』が良いでしょう。子供が入学した、一人暮らしを始めた、寮に入る事になった、留学する事になったなど、不自然では無い理由を色々作る事ができます。

教育ローンを勧められてしまう可能性もありますが、色々と細かい支出が多くなりそうなので、イチイチ明細を出して申請するよりもカードローンの方が便利だと伝えれば不自然ではないでしょう。

既婚の方も独身の方も共通して使えるそれとない理由は『レジャー費』で海外旅行をするのでお金が必要ですと言えばいいでしょう。2人で旅行するなら50万円以上かかりますので、100万円の枠を欲求しても不自然にはなりません。

銀行にはその他のローンもありますよと薦められる事があるかもしれませんが、ボーナスが出しだい繰り上げ返済するので、繰り上げ返済に柔軟なカードローンがいいと伝えてください。

嘘がバレるケース

例えば既婚の人が独身のふりをして結婚資金と伝える、子供が居ない人が子供の教育資金と嘘をついた時バレる可能性があります。というのも、クレジットカードや別の会社のローンを利用しているならば、他社に申請した時の内容は指定信用情報機関の属性情報として記録されていますので、そこから整合性がとれなくなり不審がられる事があります。

配偶者の名前が指定信用情報機関に登録されているのに、結婚資金が必要なのでと話しても、ちょっとおかしいなという事になり確認されてしまうわけですね。

同様の理由で、子供の有無は、源泉徴収票をみれば税額から扶養家族がわかってしまうので、バレてしまう可能性があります。

独身の人は独身の、既婚の人は既婚のバレにくい理由を考えないといけません。

どうして用途を聞かれるのか

使途/目的なんて形式的なものだし、お互い面倒臭いのだから確認しなくてもいいのにと思うかもしれません。使途/目的を聞く理由は上述したように金融庁からのキャッシング、カードローン事業向けのガイドラインで、使途/借入目的をキチンと把握する事とお達しがきているためです。

使途/用途をキチンと把握する事により過剰貸付を防ぐ事に加え、暴力団関係者等への資金提供やマネーロンダリングを防ぐといった目的も別にくわえられています。

使途/目的もスコアリングシステムの1つとして点数が加減されるイメージを持っている人がいるかもしれませんが、使途/目的をスコアリングの点数にして運用している銀行は居ません。

使途/目的を聞く理由は、本来貸してはいけない人に対して貸す事を防ぐために聞いています。例えば『ギャンブル資金』や『借入返済資金(自転車操業状態である)』は、前者はギャンブル依存症の顧客に対して貸し付けるので金融機関としての道義的責任が問われ、後者は過剰貸付に該当し、同じく金融機関の道義的責任が問われますので、大半の銀行はその目的のままでは審査に通す事ができないと思いますので、ヒヤリングされ間違えて記入していた場合は修正されるでしょう。

金融庁の検査(各銀行がキチンと業務を行っているか、5年位に1回くらいのペースで検査に来ます)の時に、使途目的に問題がある顧客を抽出し、どういった判断で融資を行ったのか説明が求められ、キチンとした説明ができない場合は業務改善命令、場合によっては業務停止命令(アイフルが一度、取立ての違法問題で新規申込の受付停止というのを受けました。

金融庁の検査は合格しないと相当重い判断を受ける場合があります。)になる可能性もあり、金融機関としては使途/目的の部分は貸し倒れよりも神経質になる部分になります。

この様にもし処分を受ける時はマイナスが大きいので、各銀行も消費者金融も問題があると言った使途/目的の人にはスコアリングの点数が良くても融資をしません。

使途目的はスコアリングにはあまり関係なく、あくまで金融庁検査用のタブー事項に該当していないかを金融機関側が把握する目的で聞いているといった金融機関の事情を理解しましょう。

銀行の目的別ローンを見直してみよう

銀行カードローンが普及して来て、銀行からお金を借りるときは銀行カードローン以外の方法が無いと思っていませんか?銀行はメジャーな住宅ローンを始め、目的には合わせたローンを持っています。

審査は普通のローンに比べ格段に厳しいとされていますが、キャッシングや銀行カードローンの借入経験が無い人や、借入残高が減っている人などの『信用状態が自分はいい』と思う方は銀行の目的別ローンを見直してみると良いでしょう。

銀行のカードローンと使途/目的が被りそうな代表的な目的別ローンをご紹介します。

教育ローン

教育ローンは教育に関わる事に対して借入をしたい時に使うローンになります。金利は無担保ローンでも3パーセント台の銀行もあり、多目的ローンよりもかなり割安になります。

ただし、使途目的が教育に限られるため、学校等に納付する金額のわかる納付書やパンフレット、子供がいる事を証明する為に住民票の提出が必要になったりします。

マイカーローン

マイカーローンは車の購入費に使えるローンになります。金利は4~5パーセント位です。教育ローンと同じく他の目的には使用できず、車を購入した証明書が必要になります。車を担保に入れ、ローンを払うまで所有権が銀行に移る有担保型になる場合もあります。

多目的ローン(フリーローン、ファミリーローン)

多目的ローンは日常生活の中で用途に使用することができるローンで、銀行によってはフリーローンかファミリーローンと呼んだりします。金利は6パーセント位と、こちらもカードローンとは比べものにならない位低い金利で借りる事ができます。

用途自由って、銀行カードローンの謳い文句じゃないのかと思いますが、全く別のローンになります。多目的ローンは旅行代金や家具の購入費、パソコンや結婚式、引越しなどの新居の資金にも使える非常に魅力的なローンです。

ただし、教育ローンやマイカーローンと同様、証明できるものや納付書が必要となりますし、枠を貰ってその範囲で借りる事ができるカードローンと比べると利便性が格段に落ちます。

フリーローンでも対象外になるものが事業資金への流用です。事業資金は事業に対して貸すためのローンになりますので、行内での住み分けや業界団体のルールで審査を別に行わなければならないからです。事業資金は事業者ローンに申し込むといいでしょう。

また、フリーローンが使えるのは証明が可能な支出だけですので、ギャンブル資金や飲み会などには利用できません。

目的別ローンを使う時の注意点

目的別ローンを使用する際には注意しなければいけない点があります。

それは申込手数料が銀行によってはかかる事、残高スライド方式でなく昔ながらの60回返済などの元利定額返済方式である事、繰上げ返済の際に手数料、諸経費がかかってしまう事です。

もし仮に、お金を借りても来月のボーナスで完済できるといったアテがある場合には、目的別ローンに申し込むのではなく、通常の銀行カードローンに申し込んだ方が良いでしょう。

次の月で完済できますので、期間が短くなり、諸経費もかかりませんので結果として金利は高くなるもののトータル費用は少なくなります。

どんな人がどんな用途で使っているのか

他の人達は、どんな人たちでどんな使途/用途でお金を借りているのか気になるところだと思います。

銀行が行ったアンケート調査では、カードローンを定期的に利用する人は28パーセント年収1000万円世帯では30パーセント、年収400万円の世帯は23パーセントといった結果になるようです。

意外な事に高年収の人の方が平均より利用しているといった結果が出ています。この辺りは用途を詳しく見てみると、要因が見えてきそうです。

世帯年収1000万円以上で一番多い用途は娯楽・交際費で53.6パーセント、その次が生活費で23.2パーセントになり、世帯年収400万円未満の世帯では一番多い用途は生活費で56.0パーセント、娯楽・交際費は41.4パーセントと続いていきます。

年収1000万円の世帯の方が、娯楽・交際費でカードローンを利用する人が多いというのはなんとなくわかります。私の周りでも、年収1000万円の人ほとんど、毎日の様に友人と酒を飲みに行っています。

年収1000万円の世帯は、高額なマンションを購入したうえで、子供の教育費が膨大になったりし、見栄が見栄を呼び生活を大きくしがちになりますので結局のところ自由になるお金は低年収世帯と変わらず、にもかかわらず友人との付き合いなど支出する機会が増えれば当然カードローンを利用する需要が増えるのだと思います。

高年収なので、直ぐに返す事ができるといった自負もあり、油断しやすいのでしょう。逆に年収が低ければ、生活を小さくせざるを得なく、負担できる金利も少ないのでお金を借りない癖がついているのかもしれません。

いかがでしたか。お金を借りたい時に銀行カードローンやキャッシングは直ぐに頭に浮かぶかと思います。銀行カードローンは審査も早く、緊急時に借りるのに優れていますが、用途によっては目的別ローンも利用する事が可能です。

教育資金、マイカー、引越しや結婚、大型家具購入、海外旅行などで大きなお金が必要になってしまった時は、返済計画と照らし合わせて、どのローンが良いのか検討してみて下さい。