大手3銀行、カードローン自主規制強化はどこまでやるのか?総量規制を完全に遵守?

参考・・https://mainichi.jp/articles/20170428/ddm/008/020/164000c

先日、「大手三行カードローン、規制強化、多重債務温床批判で」という記事が報道機関から報道されました。

この報道の概要は、大手銀行のカードローンに融資の上限額を引き下げる自主規制を設けるというものです。

大手銀行が自主規制を行えば、地方銀行もそれにならい全ての銀行カードローンが自主的でありますが上限を設けていくであろうと記事では結ばれています。

カードローンの自主規制はどこまでやるのかと、その影響について解説していきます。

自主規制の内容

今回の引き下げは自主規制ですので法律による規制の変更がなされるわけではありません。

具体的な大手三銀行の対応をみてみますと、

三菱東京UFJ銀行・・・融資の上限引き下げ、年収証明必要条件を200万円から50万円に

三井住友銀行・・・年収証明必要条件を300万円から50万円に

みずほ銀行・・・融資の上限引き下げ年収の2分の1から3分の1に、年収証明必要条件を200万円から引き下げ

となっており、全ての銀行が同じ自主規制を設けるわけでは無いようです。

大手三行の中では特にみずほ銀行が総量規制に近い厳しい条件を課しており、逆にシェアナンバーワンの三井住友銀行は年収証明必要条件を下げた対応を行うだけにとどまるようです。

総量規制は貸金業者が適用される「貸金業法」であり、銀行は「銀行法」が適用され対象外となっていますので、自主規制が行われたとしても、銀行・貸金業者合算で年収3分の1までしか借りる事ができなくなるわけではないでしょう。

その点は現状と変化はないと思われますが、銀行が自主規制を行う事により今後大きな影響が出てくると思われます。

今後はどうなる?

なぜこのタイミングで大手三行が示し合わせたかのように同時に自主規制を打ち出したのでしょうか。

これは恐らく金融庁から顧客に対し多重債務に陥るまで貸しているので改善せよと命令を受けたのだと思われます。

この大手三行の流れは他の銀行にも同じような命令がくだると思われるので、今後地方銀行のカードローンも同じような自主規制を設ける事になるでしょう。

上限金額は総量規制となる3分の1、もしくはみずほ銀行の採用している2分の1になるかはこれから決まっていくと思われますが、収入証明書の徴求ラインの引下げとともに限度額の上限審査はこれまでより厳しくなることが予想されます。

既存で借りている人は自主規制が強化されるとどうなる?

既に借りていて、自主規制ができても関係ないと思われている方もいるかもしれませんが大きな間違いです。

カードローンには契約期間(大体1年間)というものが存在し、契約が切れる時には必ず再審査で延長されるか否かの判断がされます。

限度額300万円の人で200万円借りている人が自主規制で限度額上限が200万円となった時、契約期間の延長時に200万円に引き下げられてしまうわけで、新たな借り入れができなくなる弊害をもたらすでしょう。

支払いに困った、お金に困ったので別の銀行から借りようとしても、別の銀行も自主規制に縛られていますので審査落ちになってしまう事になります。

今後の借入ができる最大値

今後は年収に対してどの位借入ができるでしょうか。

今後借り入れができる最大値を銀行が年収の2分の1~3分の1の自主規制を行うとして予想してみますと、銀行からは33.3%~50%、消費者金融からは総量規制の33.3%しか借りる事ができなくなるわけですから、年収の66.6%~83.3%が借入可能な最大値となっていくと予想されます。

年収300万円の人は200万円位~250万円が最大の借入可能額となる訳ですから、今まで銀行カードローンは300万円以下の貸し出しなら年収証明不要であったのに、大きく様変わりすると思われます。

まとめ

大手銀行三校の自主規制はまだ本決まりではないですが、潮流が変わったと思われますので、今後は必ず規制強化の波にさらされるでしょう。

現在の借入額が既に年収の66.6%を借りている人は、今後限度額が減らされていくことを想定に入れて、新たな借金を作らず残債を減らしていったほうが無難です。

規制が行われてから金繰りに困らないように、今の内から準備を行っていくといいでしょう。