属性について

キャッシング審査の重要ポイント!それが属性とスコアリング!

キャッシングの審査を受けるとき、結果が出るまではそわそわした気持ちになってしまいますよね。それは誰しもが経験する感覚です。審査を受ける側からすれば、結果が出るまでどうなるかはわかりません。不安になるのも仕方のないことなのです。どうして不安になるのか。

それは審査結果の予測がつかないからであり、審査がどのように行われているかがわからないからです。逆に審査の内容をある程度知っていれば、おおよその結果は予測できます。

そうすれば、待ち時間の不安も解消できますし、通る見込みのないキャッシングに申し込んでしまうといった失敗も避けられるようになります。キャッシングの審査は2段階に分かれています。1段階目はコンピューターによる自動審査。

ここでは申し込んだ人の情報について審査されます。その個人情報は「属性」と呼ばれており、スコアリングという仕組みで処理されています。2段階目はスタッフによる審査です。

といっても、2段階目の審査は、コンピューターの自動審査の結果に間違いがないかチェックするのが中心です。収入証明書や信用情報を調べたり、在籍確認の電話を行って、申込内容に間違いがないかをチェックするのです。

ここで問題がなければ、審査に通過することができます。

属性やスコアリングってなに?

スタッフによる審査はコンピューターの自動審査の裏付けをとることが主な目的です。つまり、キャッシング審査はコンピューターの自動審査が中心となって行われているということです。スコアリングによる属性の審査がキャッシング審査でもっとも重要な部分なのです。

いきなり「属性?」とか「スコアリング?」と言われると、専門用語のように思えてわかりにくいですが、属性やスコアリングの中身はとても単純です。属性とは、年収や職業、家族構成など申し込みをした人の個人情報のことです。

キャッシングの申込時にはさまざな内容を入力する項目があります。それら全部をあわせて「属性」と呼んでいると考えておけば大丈夫です。そして、この属性を審査するときに使われる仕組みがスコアリングです。

スコアリングとは点数を付けるという意味で、年収の金額や職業によって点数付けが行われます。このとき獲得した点数によって、審査が可決なのか否決なのか、いくらの金額まで融資ができるのか、などを判断するのです。

以前は人間のスタッフの手によって全ての審査が行われていましたが、現在は属性のスコア処理を用いて、コンピューターによるスピーディーな審査が実現しています。属性とスコアリングについて知れば、おおよそ審査で何が行われているかを知ることができるのです。

スコアリングの仕組み

スコアリングのルールはとてもシンプルなものです。例えば、ある人がキャッシングに申し込んで、年収で5点、職業で5点、家族構成で5点が付けられたとしましょう。合計点は15点です。審査に通るには合格点が決められており、それが10点だったとします。

獲得した点数は15点で、10点を超えているので審査は可決となります。逆に合計点が10点未満だと審査には落ちてしまうというわけです。実際にスコアリングされる属性の項目はもっとたくさんあります。

点数も属性の内容に応じて細かく決められており、正確な審査ができるような工夫がされています。「単なる点数付けで正確な審査ができるの?」と疑問に思われる方がおられるかもしれませんが、このスコアリングの点数には実は膨大なデータの裏付けが存在します。

キャッシングやカードローンの会社は、過去の貸付に関する社内データや他社から購入したデータを分析して、スコアリングのシステムを構築しています。

こうした属性の人は過去のデータから返済率が高い、この属性の人は返済率がイマイチ、といったデータの裏付けに基づいて、スコアリングの点数が決められているのです。

このスコアリングの点数はキャッシングによってそれぞれ異なっており、また最新のデータなども考慮されて更新され続けています。

審査で有利になる属性は?

キャッシング審査の中心となるのが属性のスコアリングです。このスコア付けの方法は、キャッシング各社でそれぞれ異なっており、重視する属性も微妙に違っています。ただ、各社に共通する重要な属性があるのも事実。

そんな属性のスコアの付け方を知っておけば、ある程度審査の結果を予測することも可能になってきます。

キャッシング各社が共通で重視している属性だと言われているのが

  • 収入
  • 勤務先、職業、雇用形態など仕事について
  • 年齢
  • 居住形態など生活環境
  • 家族構成

の5点です。

これらの項目はどのキャッシングの審査にも必ず加えられており、全体に占めるスコアの割合も高めに設定されています。もちろん、各社でどれに重きを置くかは異なるのですが、審査結果に確実に影響を及ぼす属性であることは確かです。

これらの属性は、申し込んだ人の状況によってそれぞれ有利不利があります。収入が多ければスコアが高くて有利だということは誰しも想像がつくでしょう。

しかし、どの年齢が有利なのか、どんな家族構成だとスコアが高いのか、等に関しては想像しにくい部分もあるのではないでしょうか。ここからは各社が共通で重視する属性について、どういった内容であれば有利なのかを見ていきましょう。

収入はどれくらいあればOK?


収入が多ければ多いほど、スコアが高いであろうことは誰でも思いつきます。実際にその通りで、収入は多いほどスコアは高く、審査では有利になります。収入に関して問題なのは、審査に通るのはどれくらい収入があればいいのか?ということです。

収入に関するスコアの付け方は各社でまちまちです。年収が

400万円以上 > 200万円以上~400万円未満 > 200万円未満

の3段階でスコア付けをしているところもあれば、100万円刻みで点数が変化するところもあります。

同世代の平均年収と比較して、多ければ高い点数をつける、といったスコアリングをするところもあるようです。

収入のスコア付けで重要なのは、足切りが存在するケースがあることです。収入が低くてもゼロでなければキャッシングの審査にいきなり落とされることは原則ありません。

なぜなら、収入に応じて融資額も決定されるので、収入が低ければ融資額も下がるだけだからです。

一方で、キャッシングやカードローンの融資は最低10万円から、というところも多いです。収入がこの10万円の融資枠を満たさない場合は、他の属性のスコアが高かったとしても融資不可能として足切り、つまり審査落ちになる可能性があります。

キャッシングはアルバイトなどの収入でも利用できますが、どんな仕事であれ、継続的に勤務して収入を得ている、程度の年収が足切りクリアの目安になるでしょう。

審査で有利な職業や雇用形態とは?

仕事に関する属性もスコアの比重は高めで重要です。まず、もっとも重視されるのは勤務先でしょう。勤務先はその種類によってスコアが分類されています。有利な順に

大企業、公務員 > 中小企業 > 自営業

となります。

ここで注目したいのは公務員が有利なこと。公務員は解雇や倒産のリスクが極めて低く、安定収入が期待できます。よってスコアは大企業クラスです。

また、自営業は収入が多くてもスコアは低めです。自営業は収入の安定性に欠けるため、スコアは低くなってしまうのです。

これらのことから、キャッシングは収入の多さよりも安定性を重視していることがうかがえます。勤務先のほか、雇用形態もスコアリングの対象になります。雇用形態は有利な順に

正社員 > 契約社員、派遣社員 > アルバイト

となります。かつては正社員以外は足切りというキャッシングもあったようですが、現在そのようなところはほぼなくなっており、正社員でなければ利用できないところは必ずその旨が明記してあります。

仕事に関する属性でもうひとつ重要なのが勤続年数です。これは収入の安定性に関わる属性なので、重視するキャッシングがいくつかあります。有利な順番に

3年以上 > 1年以上3年未満 > 1年未満

となります。このスコア分類は会社によって少し異なることもありますが、だいたい1年以上の勤続年数があれば大丈夫です。3年以上で有利に、1年未満なら不利に、といった扱いです。

実は年齢も重要!

収入や職業の影に隠れてしまいがちですが、それなりに重視されている属性が年齢です。年齢層でおおよその収入などを推定できるので、年齢は返済能力を測る重要なヒントなのです。

年齢のスコアリングで有利な順番は

30代~50代(前半) > 20代 > 50台(後半) > 60代以降

となっています。

30代から40代にかけて人は働き盛り。健康にも不安は少なく、勤続年数も長くなっている人が多いです。十分な収入があり、安定しているのでスコアはもっとも高くなります。この評価は50代のはじめまで続きますが、50も半ばを過ぎると評価は急激に落ちます。

次にスコアが高いのが20代。こちらも健康不安がなく、精力的に働いている人が多い年代です。ただ、まだ収入が十分に高くなっておらず、就職後に離職してしまう人も少なくありません。

収入の金額、安定性ともに30代や40代の人に比べるとどうしても見劣りしてしまいます。

20代の次が50代後半です。50代も前半まではかなり高いスコアがつくのですが、半ばからは退職を控えてスコアがかなり落ちます。病気になるリスクの上昇、そして早期退職など収入の安定性にも陰りが見え始めます。それを考慮しての評価となります。

残念ながらもっとも評価が低いのが60歳以降。定年退職する人が増え、病気の心配もあります。このあたりから利用できなくなるキャッシングも出てくるので注意が必要です。

居住環境も審査の対象

キャッシングに申し込むとき、賃貸に住んでいるのか、それとも持ち家に住んでいるのかを尋ねられます。どのような住宅に住んでいるのか、その形態なども重視される属性なのです。一般的には

持ち家 > 賃貸

の順でスコアは有利になります。

賃貸の場合、必ず毎月家賃の支払いがあるので、返済に回せるお金は確実に少なくなります。そのため、返済能力が下がるとみなされるのです。また、持ち家に住んでいる人はお金を返さずに連絡がつかなくなる、というケースも少ないです。

そこに自分の家があるので気軽にどこかへ行ってしまう、ということがやりにくいからです。さらに持ち家は資産のひとつなので、支払い能力に計算できるという事情もあります。と、ここまでは割と以前からある考え方です。

しかし、最近では必ずしも持ち家のほうが有利ではない、という意見もあります。なぜなら、持ち家であるからといって、返済能力が高いとは限らないことがわかってきたからです。まず、住宅ローンがついていれば、それは家賃を支払っているのと同じです。

この時点で返済能力は賃貸に住んでいる人と変わりません。さらに数千万単位の住宅ローンを滞納しての差し押さえと違って、多くても数百万円のキャッシングの延滞で不動産の差し押さえはめったに行われません。

費用や手間を考えると節税のために損金処理したほうがはるかに効率的だからです。持ち家であれば確かにスコアでは有利になりますが、以前ほど賃貸との差はなくなっていると考えたほうが良いでしょう。

どんな家族構成が有利?

最後にキャッシング審査の結果に大きな影響を与える可能性がある属性が家族構成です。家族構成はスコアが有利な順に

独身、既婚(共働き) > 既婚 > 既婚(子どもあり)

となります。

独身の場合、家族のために費やすお金が必要ありません。自分の自由になるお金が多いので、返済能力も高まるとの評価です。既婚であっても共働きの場合は、独身と同じ評価を得られます。夫婦ともに収入があるので返済が安定する可能性が高いからです。

一方で、夫婦の片方しか働いていなかったり、子どもがいる場合はスコアは低くなります。収入がない人の面倒をみなければいけないぶん、返済に回せるお金が減ってしまうからです。それを考慮しての評価となっています。

さらに親と同居しているとスコアが加算されます。親と同居しているなら、返済の支援をしてくれる可能性が高まります。以前は親の連絡先を尋ねるキャッシングもあったように、両親の支援が受けられるのは評価が高いのです。

ただ、独身有利、子持ち不利、といった従来の評価もいまは変化しつつあります。というのも、過去の返済率のデータから、既婚者や子持ちの返済率は決して低くはなく、むしろ高いとわかってきたからです。

単身者なら姿をくらますことも簡単ですが、既婚者や子どもがいるなら気軽に逃げることはできません。そういった実情があきらかになってきたので、いまは既婚者や子どもがいてもスコア的には不利にならないといわれるようになってきています。

属性審査のまとめ

このように属性について見てみると、高く評価されるのは当たり前じゃないか、と思うようなことから、これは意外、と思われるスコアの評価もあったのではないでしょうか。

ここまで説明してきた様々な属性のスコアが合計され、基準の点数に達しているかどうかでキャッシングの審査に通過できるかどうかが決まります。自分の属性がどのような評価を受けるか当てはめてみると、審査結果もだいたい予想がつく場合があるのです。

ただ、属性はこれ以外にも固定電話(あったほうが有利)、保険の種類(共済組合や組合保険が有利)、居住年数(長いほうが有利)などといったものもあります。

細かいスコアまで加算してのトータルで判断されるため、キャッシングの審査結果を100%言い当てるのはかなり難しいかもしれません。

ここまで紹介してきた属性は、年齢や家族構成など自分の力だけではどうしようもない項目も含まれています。

しかし、勤続年数をもう少し長くしてから申し込みをするなど、審査で有利になる努力ができる余地も存在しています。キャッシングを選んで申し込みをする時には、属性を意識しておくことで、多少なりとも審査を有利に進められる可能性もでてくるのではないでしょうか。